建設キャリアアップシステム(CCUS)(以下、建キャリ)は建設業の競争力向上や職人の処遇改善などを目的として国を挙げて推進されていて、登録事業者・登録技能者・導入現場も増えてきたシステムです。
略称は、建キャリ派とCCUS派が観測されており、自分は建キャリ派に属しています。
また、CCUS派の中でも派閥が存在しています。
概要
建設キャリアアップシステム
対象となるのは、全ての事業者、全ての技能者、全ての工事現場ですが、今んとこ登録は任意です。
登録しなくても建設業許可や許可更新には影響せず、罰則などもありません。
建設キャリアアップシステム
事業者、技能者それぞれ登録を行い、技能者には技能者カードが送られてきます。
技能者カードにはレベルあり
これが建設キャリアアップカード(技能者カード)です。
技能者カードはレベルが1~4まであり、カード上部の色が違います。
資格や現場でピッした履歴(経験)に応じて能力評価の申請をしてレベルアップできる仕組になってます。
つまり、就業履歴が貯められる現場に入れるなら、登録が早ければ早いほどメリットがあるという仕組。
カードのレベル別で賃金目安を示す動きもあります。
登録数増加
都道府県別技能者・事業者登録数、技能者登録数、事業者・一人親方登録数、現場ID登録数、就業履歴のデータが公表されてます。
技能者登録数180万人、事業者登録30万業者突破しました。建設業許可事業者、技能者とも半分くらい登録してるそうです。
沖縄県の登録事業者は4000超え。技能者2万5千人を突破。こういうの内地より遅れるイメージですが、遜色なく進んでます。
5月は減る傾向があるようです。
システムの使い方と必要なもの
①事業者や技能者がシステムに登録
②登録した技能者がカード取得
③事業者が現場や施工体制を登録
④元請が現場にカードリーダーを設置
※カードリーダーが無くても事後にシステムに手入力できる場合もあります。
⑤現場のカードリーダーにカードをタッチ。
顔認証などの連携システムや、もっと簡素化した方法も出てきてます。
メリット・デメリット
メリットの一つは、建設業許可内容、社会保険加入状況、資格、現場就業情報(経験)などをシステム上で確認・証明できるようになるので、いちいち書類を提出したり、対面や電話でのやりとりをしなくてよくなることが増えるかと思います。
スマホアプリが爆誕したので、技能者が自分の情報を簡単に確認できるようになりました。
デメリットとしては、
- 登録のメリットを理解させづらい
- 費用がかかる
- 登録がめんどい
- 運用に慣れないといけない
- すぐに効果は出ない
とかが考えられます。
まずは事業者登録だけでも
今のところ登録は任意なので、公共工事に携わっていたり、外国人技能実習生を受け入れているなどの事業者以外はすぐに登録しないといけないわけではありません。
ただ、今後システムが普及していくと元請や上位下請から急に登録してほしいと言われたり、従業員から登録してほしいと要請があるかもしれません。
いきなり登録してって言われて慌てて調べることになる前に、事業者登録だけでも済ませておくと、技能者登録もやりやすくなります。
国としてもシステム導入に先駆けて社会保険に加入しやすくなるように単価や賃金の引き上げなどを行ってきたようです。
システム登録が広まることによって、現場に入ってる事業者の人員管理の負担が減って、週休二日制などでの長時間労働是正や社会保険等の加入が広まり、業界全体の就業環境改善と今後の就業者確保に繋がったらいいですね。
運用データは溜まらないと活用しにくいのと、現場経験の蓄積がカードのレベルアップ条件にあったりするので、建キャリの効果が出てくるのは5年10年先かもしれませんが、個人的にはこれで管理確認作業が減って、ちゃんと賃金評価がされるようになるならいい仕組じゃないかなと思ってます。
詳しい内容や問い合わせ窓口については建キャリのホームページを見てみてください。
資料とかの内容がどんどん変わるのでたまに確認しましょう。













