2年前のブログで取り上げたときはできなかった対面での相談会がほぼ復活した広報月間活動を紹介します。
日本行政書士会連合会
電話相談
対面の相談会と並行して35単位会(都道府県)は電話相談もやったそうです。
項目別相談件数がこちら。
相変わらず相続・遺言が仏恥義理でした。
電話と対面合わせて7,575件の相談があったそうです。
電話704件、対面6,871件。
実施報告
今回も各地で工夫した取り組みがされています。
北海道
- 毎年開催されているイベントに無料相談会を出展
- ボールペンやクリアファイルの配布
- 社労士会との合同無料相談会
- 商業施設内で防炎加工されていないのぼりが出せなかった
施設によってはのぼりが制約受けることがあるんですね。
東京都
- 東京会・各支部(33支部)
- 着ぐるみユキマサくんを使用でき
- 相談者は紙媒体からの情報取得が主
33支部???沖縄県は8支部です。さすがTOKYO。
ユキマサくんは中の人などいない設定ではないらしいです。
TOKYOでも紙媒体強し。
神奈川県
- 公証人会、宅建協会にも相談員派遣要請
- ユキマサくん大人気
ユキマサくんの活用が必勝パターンか?
茨城県
- 相談会の開催日時に平日午後4時~7時の枠を設けた
- 自治体の広報誌を見て来る方が圧倒的
行政書士も夕方なら相談会対応できるって人がいるかもしれないですね。
群馬県
- 経験が豊富な会員と乏しい会員の2人1組で対応
こういうのいいですね。
愛知県
- 地下鉄アナウンス広告は1日490回流れる
ってことは?1時間に?何回?
岐阜県
- 司法書士・土地家屋調査士と合同開催した支部相談会は盛況
やっぱ合同開催いいですねー。
福井県
- 無料相談会を何で知ったか相談者へのアンケートでは、自治体広報誌、新聞、たまたま会場に来た、ホームページの順となった
- 本年初めて自治体広報誌に掲載した会場では、例年の3倍強の相談者が来場
HPはたまたま会場に来たより少ない。
紙媒体は鉄板。
石川県
- テレビCMを放映したが、相談のきっかけとしてテレビCMを挙げた者は一桁しかおらず、意外な結果となった
- 新聞やチラシを相談のきっかけと 答えた相談者は6割強に上り 、依然として紙媒体の強さを感じた
テレビCMでも効果薄いこともあるんですね。やはり紙媒体。
大阪府
- 一般向け広報誌「 終活をお考えのみなさんに読んで欲しい本」を制作・ 配布
本作ったんですね。すごい。
奈良県
- 大阪会からユキマサくんを借り
大阪会は大阪会専用ユキマサくんを保有している?
ユキマサくんは何機存在しているんでしょうか?
沖縄会専用ユキマサくんは製造可能なんでしょうか?色は赤で。
広島県
- 市の広報誌に掲載を依頼したが、ほかの依頼者が多く掲載にならなかった
簡単に掲載してもらえるわけではないらしい。早いもの勝ちなんですかね?
宮崎県
- 昨年に引き続き県の後援名義使用を申請し広報用チラシを作成、ホームページで相談会日程等を案内
- テレビ局3社、新聞社4社に趣旨書とチラシを配付
- 各支部でも市町村ホームページのバナー広告、市広報誌への記事掲載、ラジオ番組出演、新聞広告掲載、新聞折り込みチラシの投函、町内放送を活用する等告知
- 最も問合せのあった新聞記事掲載の宣伝効果が高いと思われる
うわーすごい。
沖縄会
- 各会場とも開始時間より前に相談者が来場し大盛況
自分も相談に行ったんですが、満席だったのでやめました。
紙媒体
今回も来場のきっかけは紙媒体が多かった。という結果でした。
相談の内容は相続関係がほとんどなので、相続の相談をしたい人への広告は紙媒体が効果的ですね。
SNSとかでの周知も力を入れているところもあるようですが、なぜか効果薄いような印象。
それ以外の許認可の相談はどうやったら増えるんでしょう?需要ないことはないと思うんですが。
対象許認可絞らんと対応できないから難しいですかね。
観察活動報告
行政書士じゃない人が行政書士業務を行っていないかの調査と、行政機関への非行政書士排除の周知啓蒙の活動です。
今年も農地法関係が重要視されています。
沖縄県の農地法手続では行政書士代理申請用委任状の様式が導入されたので、改善したと思われます。
官公署への申入れはいろんなとこに行ってて、
- 都道府県庁
- 市町村
- 陸運局(支局)
- 警察本部・警察署
- 農業委員会
- 土木事務所
- 保健所
- 入国管理局
- 商工会
- 自動車販売店協会
- 建設業協会
- 公証役場
- 司法書士会
- 土地家屋調査士会
でした。
道路運送法関係業務に係る監察的広報に関する調査
今回は道路運送法関係業務の調査を推奨して8単位会が実施したそうです。
本人申請が多いから、もっと行政書士の関与率を上げたいですねとのことでした。
4月号は良い
毎年、4月号はこういった情報が掲載されるので読み応えがあります。
広報活動と観察活動で会や支部がなにをしてるか分かってありがたやですね。
個人的にもできることは協力していく所存です。できることは。