期せずして農地系行政書士になってしまったので、散歩して見かけた農地とかに思いを馳せます。
農地のちゃんとした定義はあるんですが、ここでは農地法の規制を受ける土地を農地とします。
とりま登記地目が畑、見た目が畑、やろうと思えば農業ができる土地、を農地だということで進めます。
一体いつからーーーーー農地ではないと錯覚していた?
山?森?のようなとこでも登記地目は山林とか原野ではなく畑になってる土地があったりします。
昔は畑だったのかもしれません。
住宅街の中のこういうとこも農地じゃないとは言い切れないですねぇ。
この辺は農地と住宅が混在してるエリアです。
畑のとこは完全に農地ですが、隣の家建ってるとこももしかしたら登記地目は畑かもしれません。
農地転用手続して家建てたけど地目変更手続(畑→宅地)をしてなくて地目は畑のままってことがまれによくあります。
ここもバナナ植えてあるし見た目は農地ですね。
でも土地の感じからして以前は住宅が建ってたってことも考えられます。その場合、登記地目は宅地のままになってることも。
登記地目が宅地でも、こうやって現況が農地だと農地法の規制がかかるので油断しないでください。
こういうとこでも登記地目が畑の土地があるかもしれないので覚悟してください(?)
大型商業施設敷地内の土地の地目が畑だったこともあります。
全ての土地を農地かもしれないと思いましょう。
東京タワーの真下の土地も農地かもしれません。
住宅敷地内の畑であれば宅地に地目変更してたら庭扱いなので農地じゃないです。たぶん。
めちゃ広敷地の場合は分かりません。
農振農用地(青地)
農地が広がってるとこはだいたい農用地区域って地域で、農業用途以外には使えない土地です。
農振除外手続が認められない限り家建てたりすることは基本できません。
こういうとこは農振農用地の可能性が高いです。
農振農用地とそうじゃないとこの境目っぽいところです。
この住宅や集落に隣接した土地なら農振除外手続をして住宅建築などができる可能性があります。
こういう大通りに面して周りに家建ってる農地でも、奥に農地が広がってたら農振農用地だったりします。
もし農振農用地なら周辺の住宅とかは農振除外手続をして建ててます。
農振農用地は基本資材置場にできませんが、手続きをすれば期間を定めて資材置場として使える場合があります。
その期間が終わるまでに農地に戻さんといけないです。
農地ではなさそう。原野?
でも農振農用地かもしれません。
農振農用地=農地
ではないので気をつけましょう。
農地転用
小規模な農業用の小屋などは農地転用手続はいらず、届出でいい場合があります。
こんな感じの広い農地に住宅建てるなら、住宅敷地は隣の住宅にくっつけて、住宅敷地部分と残りの農地部分を分筆する計画じゃないと農地転用できないかもしれないです。
農地転用は必要最低限の面積でやってとなってます。
また、広い土地の開発だと、景観条例、赤土条例、開発許可などの手続が必要になるかもです。
農地の売土地見っけました。
市街化調整区域の自己住宅の緩和区域ってありますね。
これは農地法じゃなくて都市計画法の話です。
- 農地転用許可申請(農地法)
- 開発許可申請(都市計画法)
の手続がいるってことになります。
違反転用
農地転用手続をせずに農業に関係ない資材とか置いてると違反転用です。撤去しましょう。
これらの土地が農地なら違反転用です。
奥に墓が建ってます。
もしここが農地で、農地転用手続をせずに墓を建てていた場合(よくある)、知らずに相続した子孫とかが墓や土地に関してクソめんどい思いをすることになります。
違反転用のない魅力ある をつくりましょう。
我ながらいい企画だったのでは
写真つきで結構イメージしやすいですね!!!
いつか別のテーマで散歩ブログ書きます。気が向いたら。