今回は当事務所の最注目施策を紹介します。
説明しよう!「地域計画」とは、なんなのかよく分かんねぇと思ってた「人・農地プラン」のパワーアップバージョンである!
当時はあんま気にしてませんでしたが、2年前から「やるよー」って言われてました。
去年くらいから徐々に進んできて、「あっこれ分かっとかんとやべーやつだ」と認識しました。
国がこの地域計画でやりたいことは、個々の農地の担い手や後継者を決めちゃおう!です。
農林水産省
目標地図のイメージのとこ、現状はバラバラ。耕作してても後継者がいない農地や、耕作者すらおらず耕作放棄地になってるとこもたくさんありますよね。
それを地域で話し合って、この一帯はまとめて農業法人にやってもらいませんか?この3筆は認定農業者の方に貸してもいいですか?ここは新規就農者にやらせてみよう!という感じで担い手を決めて目標地図のようにします。
担い手を決めることによって耕作放棄地の減少と農地の集積を行い、効率的に利用できるようにするというイメージ。
まずは農振農用地で目標地図を作るようです。
目標地図の作り方
農地には所有者がいるので、所有者の意向を無視して勝手に誰かに貸すとか決めることはできません。
前段階として、毎年やってる意向調査で、自分で耕作する意志はあるか?ないなら農業者に貸す意志はあるか?などを聞いています。
そんで意向調査結果も参考にしながら地域の話し合いを行います。
どうやって貸すのか
農地を貸していいということであれば、農地バンク(農地中間管理機構)が農地を借り受けて、農業法人・認定農業者・やる気のある新規就農者などに配分していきます。
農地バンクが間に入って出し手への賃料の支払なども行うので、出し手と受け手が直接やりとりしなくていい仕組です。
農林水産省
要チェックや!
ということで、農地の担い手を決めちゃおう!というかなり大胆な施策。
初めてのことなので、どこの市町村もどうやったらいいのか探り探り進めてる様子です。
地域の話し合いに参加しなかったら貸したり借りたりできないの?とか、地域計画決まったあとに新規参入はできるの?とか、任意に農地の売買できんくなるの?とか、農地転用できんくなるの?とか、違反転用のとこどうすんの?とか、いろいろ分からないとこはありますが、今後整理されていくと思います(農水省の資料の中に説明あるかも)
将来、農地のことでなにか検討してる方は地域計画の情報は追っておきましょう。
もしかしたらやりたかったことができなくなるかもしれません。
行政書士が代理で行う農地手続にもかなりの影響が出ることが予想されます。