ダニング=クルーガー効果 a.k.a『完全に理解した』曲線についてです。
分かりやすいし確かにそんな感じだなっていう実感もあるので紹介します。
『完全に理解した』曲線
こういうやつです。
- 完全に理解した=馬鹿の山
- 何もわからない=絶望の谷
- チョットデキル=啓蒙の坂→継続の大地
という言い方もあるようです。
『完全に理解した』曲線という呼び名はエンジニア業界とかで使われてるっぽいです。
気になる方はおググりください。
ちな元論文には上の図は出てきません。
ResearchGate
何もわからない
自分が「何もわからない」となったのは開業して8年目のことでした。
メイン業務の農地手続はどれもややこしいので、毎回わけわかんねぇとなってましたが、行政書士の中では経験がある方だという自覚はありました。
でも、ある農地手続事案で「申請者が誰になるか分からなかった」んです。
申請者が分からないって意味分からないですよね?失踪してるとか相続が発生してるとかではないのに分かりませんでした。
誰になるんだ?「申請者」とは?となりまして。
こんな基本的なことすら分からないこともあるんか。なんも分かってなかったんだな。と自信喪失したのでした。
完全に理解してはいけない
行政書士は1人で仕事してる人が多いので、自分のレベルがどの程度なのか測りにくいというのがあると思います。
また、今まではうまくいって完全に理解していたとしても、法令改正の情報などをキャッチしていないとえらい目にあうかもしれません。
なので他の行政書士に会える機会があれば出かけていって業務のことをいろいろ話すのは大事。
チョットデキル方と話させてもらうと、レベル高すぎて何を言ってるのか理解できず、未熟さを痛感できます。ありがたい。気持ちはしばらく凹みます。