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行政書士誰に頼んだらいい?

行政書士って、ただでさえ何できるか分からんのに、依頼したいってなっても誰に頼めばいいか分からないですね。

年配なら経験豊富?とか、若い人のほうが安くやってくれそう?とか考えると思います。

年齢とか開業年数とかで依頼に適した行政書士か判断できるんでしょうか?

 

それがですね、判断できないんです。

とりあえず登録だけしてほとんど業務してない。って方もいるので年齢も開業年数も参考にしかなりません。

 

行政書士事務所の特徴を10項目に分けて自分なりの説明をしていきます。間違ってたらすんまそん。

 

①行政書士登録の経緯

②業務歴

③専業兼業

④事務所規模

⑤営業時間

⑥訪問来所

⑦取扱業務

⑧業務量

⑨報酬見積

⑩事務所HP

①行政書士登録の経緯

試験合格者

基本的に普通に社会人してた人が試験合格して開業してるのでいろんな人がいます。

 

開業して長年行政書士として経験を積んできた方、行政書士登録前に士業等の事務所で実務経験を積んだ方、行政書士になる前に携わった仕事の経験や人脈を活かして業務を獲得してる方、行政書士と全く関わりのない経歴だった方、他にメインの事業があって行政書士業務はほとんどしてない方、バイトもしながらやっている方、事務所を開業したものの全然依頼がないという方など様々です。

 

行政書士試験には「建設業許可申請の申請書の書き方」「風俗営業1号許可申請の図面作成」などの実務手続のやり方はでてこないんですよね。試験内容は憲法、民法、行政法とかです。

 

なので、試験合格してるからといっても行政手続の実務知識はない人がほとんどです。実務は経験しながら覚えていきます。

 

公務員経験者

長年公務員を経験すれば無試験で行政書士登録をすることができるので、早期退職してからや定年後に行政書士登録する方がたくさんいます。

 

公務員時代の経験や人脈を活かしてバリバリやってる方から、とりあえず肩書がほしいから登録はしたけど全く行政書士業務をしてないという方もいます。

 

公務員だったからといって全員がいろんな手続に精通してるわけではなく、経験したことない手続については試験合格者と同じように勉強しながら業務を行っています。

 

手続を受付ける側だった経験や人脈・情報があること、依頼する側から見て元公務員ということでの安心感を与えられることが強みだと思います。

 

他士業

弁護士・弁理士・公認会計士・税理士も試験を受けずに行政書士登録ができます。

新規登録者をみてると税理士が多いです。

 

司法書士・土地家屋調査士・社会保険労務士などで行政書士登録してる方もいますが、行政書士業務をメインに行っている方は少ない印象です。

②業務歴

ベテラン

長年行政書士業務をしているベテランなら、基本的には安心して任せられると思います。

 

得意な分野について精通しているのはもちろん、いろいろな業務を経験してきています。

同じ行政書士としても分からないことを質問すると貴重なアドバイスをもらえることも多く、ありがたいです。

 

ただ、ベテランならなんでも知っているということはありません。

法改正などを追えてなくて法改正前の内容や以前の経験で説明しちゃうことがあります。ベテランではないですが自分もありました。

 

電子申請の手続に対応しきれない方、メール使えない方もいます。

 

気をつけてほしいのは、年齢が高い=ベテランではない。ということです。

上でも説明した通り、公務員を引退して行政書士登録をする方も多く、60代で開業も珍しくありません。

逆に20代で研修講師をする方もいます。

 

見た目で判断しないようにしましょう。

 

開業したて

開業したてで経験がない人はダメかというとそんなことはありません。

 

積極的に研修会に参加したり情報収集をする意欲があるので、実務で手一杯のベテランよりも最新の重要な情報を得ていることもあります。法改正とか。

年齢が若ければこれから確実に増える電子申請やビデオ会議、チャットツールにも対応できることが多いと思いますし、相性が良いと2世代3世代に渡って良き相談相手になるかも。

③専業兼業

専業

行政書士事業のみを行っていて行政書士業務に集中して取り組んでいます。

営業時間は事務所によって好きに設定していて平日日中が多いでしょう。

 

私生活などとの兼ね合いもあるので、専業だからといって行政書士業務に費やせる時間が豊富にあるかは分かりません。

 

兼業

行政書士業務以外の仕事もしています。

他士業や、不動産業と兼業の方は多い印象です。もちろんその他の業種をしている方も。

 

行政書士業務に費やせる時間は専業と比べてどうしても少なくなります。

営業時間も休日に限られるなどの制限があるでしょう。手がけられる行政書士業務は限られてくるかもしれません。

 

専業よりも強みがあると考えられるのは、行政書士業務から続けて兼業業務に繋げられることがあること。

他士業や不動産業なら分かりやすいですね。

他にも行政書士業界では得られない知見を持っていることでしょうか。

④事務所規模

1人事務所

1人で全てをやってるので窓口が分かりやすく、なんでも自分で判断できるので意思決定は早くできるのが強み。

 

代わりがいないので担当者を変えてほしいというのはできません。廃業や体調不良などのときの対応、忙しくなると手が回らなることなどが弱みです。

 

対策として他の行政書士と連絡を取って業務の紹介や相談をするところも多いと思います。

 

また、事務所にいないときは来所対応できないので、来所しての書類の受け渡しや書類への署名などのちょっとした用事でもいちいち日時調整が必要です。

 

近くを通りがかったついでにいきなり寄ると、不在だったり、あられもない姿をしていることがあります。

 

複数人在籍事務所

行政書士法人(1人でも設立できはする)や、複数の行政書士でやってたり補助者や職員がいる事務所です。

 

1人と比べると大量の業務を捌け、誰かになにかあっても変わりの人を充てることもできますし、三人寄れば文殊の知恵ってやつでいろんな事案に対応しやすいのが強み。

 

来所しての書類の受け渡しや書類への署名などのちょっとした用事なら担当者がいなくても事務所にいる人で対応できます。

 

反面、担当者の変更や人の入れ替わり、経験の少ない人の対応などで混乱することがあるのが弱み。

 

面談は経験のある行政書士が受けて、実際に担当するのは経験の浅い行政書士や補助者の場合もあり。

 

行政書士が補助者任せで手続内容を全く把握してなくて、行政機関や行政書士会に怒られてるってのがたまにあります。

⑤営業時間

小売店などの営業時間とは違い、営業時間はいつでも事務所にいる。ということではないということをご理解ください。

 

外出していたり、ほぼ事務所以外の場所で作業をしていることが多い方もいますので、営業時間内だからといって連絡なしに事務所に訪問しても不在ということはありえます。

 

自由

営業時間を曜日や時間で考えずに業務を行っていて夜間休日も対応してくれるかもしれません。

逆に平日昼間に遊びに行ってるかもしれません。

 

私生活との兼ね合いで変則的なところもあるでしょう。

 

固定

事務所規模が複数人になってくると固定にするところが多いのではと思います。

 

平日9時~18時などで固定して、基本的には営業時間以外は対応しない、仕事と私生活のメリハリがついているところです。

 

兼業で平日は他の仕事をしている行政書士をしている方は、休日限定など、ある程度固定になるでしょう。

⑥訪問来所

行政書士との面談場所は、行政書士事務所、相談者の自宅や職場、飲食店などです。

 

その行政書士の主要業務、事務所の事情、性格によって、主に事務所に来てもらう来所タイプ、主に自分から出向く訪問タイプがいます。

 

来所

実際に営業している事務所を見るのは安心材料になるでしょう。

その場でいろいろ調べたり資料をプリントアウトしたりできるので面談中も臨機応変な対応ができます。

 

自宅や職場に来てほしくない、飲食店で話したくないなどの事情があれば事務所で対応してもらえる行政書士がいいですね。

 

どうしても移動時間がかかるので、距離や頻度によっては負担に感じてしまうこともあるでしょう。

また、家庭や身体的な事情などで事務所に行くのが難しい場合は来てもらえるかの調整がいります。

 

訪問

都合のいい場所に来てくれるので楽です。

自宅や職場なら準備しないといけない書類とかも面談時にその場で探すことができます。

 

訪問してほしくない、飲食店で話すのもちょっと・・・という場合は面談場所に困ることになるかもしれません。

⑦取扱業務

行政書士が扱える手続は無数にあって、取扱業務の決め方も様々です。

 

イメージとしては医療機関みたいに、デカい総合病院みたいにいろいろやってるとこ、〇〇科だけの特化したクリニック、軽い症状ならなんでも診てくれる地域のクリニックっていうふうな感じです。

 

専門特化

特定の手続を集中的にやっているところです。

自動車関連手続、入管関連手続、建設業関連手続などは専門としているところが多い気がします。

 

専門業務の知見は凄まじいものがあります。

それ以外の業務は引き受けてくれないかもしれません。

 

幅広

ほとんどの行政書士事務所は複数業務を手掛けています。

専門特化のところと比べると特定業務の知見の深さはかなわないですが、引き受けられる業務は多少柔軟です。

 

新人などは、相談があれば基本的にはなんでも引き受けるというところもあるでしょう。

⑧業務量

多忙

経験豊富な行政書士なら安心して依頼できますね。

 

ですが、有名なところに頼んだけど進捗が遅いとか、専門って言ってるのに雑だったていうのはありがちですね。受けている仕事が多ければ全てを素早く丁寧に処理することは難しいです。

 

依頼が絶えず気持の余裕がないとミスもしやすくなりますし、対応も数日~数月後しかできないなんてこともあります。

 

他で緊急対応がでて後回しにされることもあるでしょう。

 

暇=時間と気持の余裕があるということです。

 

行政手続は、経験がなくてもネットで調べたり、行政の担当部署でやり方を教えてもらえばできるものも多いのです。

要件クリアしてさえいれば、だいたいは手間と時間をかければどうにかなります。

 

むしろ暇なら1つの仕事に時間と労力を費やすことができますし、相談者が困っているときや、問題が発生したときにすぐ対応することができます。

 

経験がない業務でも難易度が高くなければ、作業効率が悪くても、手続自体は比較的早く完了できるかもしれません。

⑨報酬見積

報酬については、行政書士は自分で決めることができます。

 

一応相場のようなのがあったりしますが、必ずしもそれに合わせないといけないということはありません。

 

年齢や開業年数に関係なく安いなーと感じる方もいますし、開業してそれほど年数が経ってなくても専門性を磨いて報酬を上げてる方もいるので一概には言えないんです。

 

手続固定

個別の内容関係なく、この手続はいくら。と決めているところです。

同じ手続を大量にさばくところは手続固定が多いのではないでしょうか。

 

報酬額が分かりやすいのは良いことですね。

 

案件変動

同じ手続でも案件の難易度によって額を変える行政書士もいます。

 

基本的には面談して聞き取りや調査をしてから見積を提示するという流れになるので、相談者からすると分かりにくいです。

電話だけで報酬額の見積を聞かれてしまうと困ってしまってわんわんわわーん。

⑩事務所HP

傾向としては若ければ作ってることが多く、年配だと作ってないことが多いという一般的な印象通りです。

 

あり

HPがあれば事務所が存在して稼働してるらしきことや所在地・連絡先が分かるので多少安心。

ただ、HPがあることと、どれくらい業務をこなしているかは関係ないです。取扱業務もやったことなくても記載してることがあります。

 

なし

HPがなくても業務をしていないとは限りません。

バリバリ活躍中だったり、行政書士会の会長副会長、部長、研修講師などで事務所HPない方も普通にいます。

逆にHPなくてもやっていけるくらいの実力と人望があるということかも。

とりあえず面談して相談してみてください

全ての手続に対応できるってとこはなく、だいたいの人は得意業務を中心にこなしていて、やったことない業務がたくさんあります。

 

特定分野では知識も経験も豊富な大ベテランが、経験ない業務の依頼を受けたってことで、その業務経験がある開業数年の方に相談するなんてことも珍しくはないです。

 

「行政書士」って何ができるの?というよりは「この行政書士」は何ができるの?という見方をしてください。

 

ということで一般の方が依頼に適した行政書士を判断するのは難しいので、ネットで検索して良さげな行政書士に相談してみるなり、近くの行政書士に相談してみるなりして直接確認するのがいいと思います。

 

HPなくてもめっちゃすごい行政書士事務所や、〇〇専門と謳ってるけど他の業務も普通にやってるとこもあります。

 

やったことのない業務などの場合は経験のある行政書士に繋いでくれるかもしれません。

他の方法として、沖縄県行政書士会の会員検索で各行政書士の取扱業務を確認することもできます。

最後に、面談希望であれば事前に予約を入れましょう。出かけてたり、事務所にいても手が空いてなかったりで、いきなりの来所だと対応できないことがあります。

 

まとめ

①登録の経緯

試験合格者

多様な経歴。

 

公務員経験者

公務員経験を活かせる。全ての手続に精通しているわけではない。

 

他士業

税理士などが行政書士も登録しているケースがある。

②業務歴

 ベテラン

経験豊富だが、最新情報や時代の流れに疎い場合も。

 

開業したて

経験はないが、最新情報の収集や電子申請への対応は進んでいることも。

③専業兼業

専業

行政書士業務に時間を費やせる。

 

兼業

行政書士業務に費やせる時間は限られるが、専業にはない特長があることも。

④事務所規模

1人事務所

窓口が明確だが、代替がいない。

 

複数在籍事務所

大量の業務処理が可能だが、担当者の経験不足や変更などで混乱の可能性。

⑤営業時間

自由

柔軟に対応してくれる可能性高い。変則的なところもあり。

 

固定

事務所規模が複数人のところや兼業の方は固定が多い。

⑥来所訪問

来所

事務所で臨機応変な対応ができる。移動は負担。

 

訪問

来てもらえるので楽。場所に困ることがあるかもしれない。

⑦取扱業務

専門特化

特定業務に強い。取扱業務は柔軟性に欠けるかも。

 

幅広

取扱業務が複数あるので、いろんな手続の相談ができる可能性がある。

⑧業務量

多忙

経験豊富。対応は遅れる可能性。

 

時間と余裕があり、迅速な対応が期待できる。

⑨報酬見積

手続固定

手続ごとに固定。報酬額が分かりやすい。

 

案件変動

内容によって報酬額を変動。相談や調査までしないと報酬額の見通しがつきづらい。

⑩事務所HP

あり

所在地・連絡先・取扱業務が分かるので比較検討しやすい。

 

なし

判断材料に乏しいが、HPなぞ必要ない実力者かもしれない。

 

当事務所

①登録の経緯 試験合格者
②業務歴 8年戦士なので中堅?
③専業兼業 専業
④事務所規模 1人事務所
⑤営業時間

自由

⑥来所訪問

来所

⑦取扱業務 幅広
⑧業務量 わりと暇
⑨報酬見積 案件変動
⑩事務所HP あり