普段は農地業務を中心にやってますが、たまにやったことない手続の問合せがきます。焦る。
行政書士はやったことない手続の問合せきたらどうするんでしょうか？できないんでしょうか？
全然やったことない手続でも必要書類を見ればある程度の難易度の予想や、やれそうかどうかの判断ができます。
試しに、このブログ書いてる時点で１回もやったことない「産業廃棄物処分業許可申請」の添付書類見てどんくらい苦労しそうか検討してみます。
産業廃棄物処分業許可申請の添付書類
リストNo．１からサラッと見ていきます。
１ 産業廃棄物処分業許可申請書
これはまぁうん、分からんけど他の添付書類準備できたら埋めれるようになってんじゃないかと思います。
２ 事業計画に関する書類
①事業計画の概要を記載した書類
これはヤバいです。簡単には作れないですね。
めっちゃ聞き取りや打ち合わせしながら作ることになりそうです。
初めて見る人はびっくりすると思いますが、農地関係業務とか開発関係業務をやってる行政書士ならふーんくらいのやつです。
ふーんってのはびっくりしないってだけで、対応できるって意味ではないです。
③周辺地域住民への説明状況を証する書類
様式がないんで自分で作れってことですかね。どうしたらいいんだってばよ。
３ 用いる施設の構造等に係る書類
①平面図
②立面図
③断面図
④構造図
⑤設計計算書
⑥施設の付近の見取図
これも農地転用手続のときにいるやつに似てます。
自分では作れないので建築士や設計士が作成することになるんだろうと思います。
４ 施設の所有権・使用権原を証明する書類
風営１号許可申請でも出すやつですね。
５ 処分（最終処分を除く）した後の産業廃棄物の処理方法を記載した書類
６ 海洋投入処分を行う場合
５、６は知識なかったら意味ぷーそうな書類です。聞き取りしながらじゃないと作れないです。
７ 技術的能力を説明する書類
建設業許可申請とかで求められるやつですね。
８ 事業の開始に要する資金の総額、その資金の調達方法を記載した書類
福祉タクシー許可申請のと似てるかな？
９～１９
建設業許可申請で集めるような書類です。
結論
ムズそうだけどどうにかなるかもしれんしならないかもしれん。
やってみないと分からん。
わざと難しそうな手続を選んだので、書類さえ集まればあとはこっちで作成できるような手続ではなかったのは予想通りですが、他の手続の経験で対応できる書類も多いことは分かりました。
③の説明状況を証する書類はどんなのがいるのか気になるとこですが、要件クリアしてるなら図面や計画をどうにかできればいけるんだろうなと思います。
別のやったことない手続だと、古物商許可申請やレンタカー業許可申請なら、必要書類見た感じは難しくはない印象です。
ややこしい案件じゃなければ。
行政書士会での研修もいろいろあるので、やったことなくても０からのスタートとは限りません。
研修も含めていろんな業務を経験したり勉強するほど、やったことない業務にも対応しやすくなります。