行政手続は同じ手続でも場所によって添付書類とかが違うことがあり(ローカルルール)、農地手続もご多分に漏れません。
なんか思い立ったので市町村によってどんくらい違うか、そこそこ農地ある中南部の市町村の農地法3条許可申請添付書類を調べてみました。
農地転用手続添付書類の比較についてはこっち。
このご時世でもHPに申請書類一覧を載っけてないとこもあります。
窓口にこさせて先にガツンと言っときたいんだろか。
※添付書類が変更になってることがあるので、必ず今の添付書類を確認してください。
糸満市
糸満市
すっきりしてて安心感がありますね。
売買契約書または賃貸契約書ってあるけど、贈与とか使用貸借なら契約書いらんのかな?
問合せたら贈与も使用貸借も契約書いるそうです(じゃあそう書いてほしい)
南城市
南城市
確約書ってのは、許可受けたらちゃんと農地管理して自分で耕作して休耕地にしたり転用しません。ってやつです。
印鑑証明書は以前いらなかったですが、いろいろあっているようになったあと、またいらなくなりました。
八重瀬町
八重瀬町
申請書が4部いるのと、現地調査の立ち会いを要請されることがあるってのが個性的です。
見取図がいらなくなりました。
転用の添付書類一覧とフォントが違います(転用のフォントは渋い)
読谷村
読谷村
23年4月に改定されて、印鑑証明書とかがいらなくなってますね。
改定前はわりと独特でしたが、だいぶ一般的な内容に近づきました。
厳守事項のとこに要件も記載してたり、必要な場合はあるけど他の農業委員会では記載を省略してる書類も細かく記載していて好感度高いです。
豊見城市
豊見城市
改定されてます。
印鑑登録証明書をいらなくした代わりに委任の場合は委任状の委任者氏名を自署としたようです。
行政書士のみなさん気をつけましょう。
耕作証明書の説明がわかりやすくていい感じです。
大農機具を購入かリースするときに、融資証明書か残高証明書がいるってなってますね。
もしかしたら他の市町村でも要求されることがあるかもしれません。
中城村
中城村
許可申請書(別添)のことを「一般申請記載事項」って表記してますね。
様式ダウンロードできるとこでは普通に「許可申請書(別添)」になってるんで分かりにくいです。統一すればいいのに。
気になるのは印鑑証明書がいること、受付期間が5日~10日まで、看板等の目印です。
北中城村
沖縄市
沖縄市
糸満市と同じく売買契約書または賃貸契約書ってしか記載されてないですね。
問合せたら贈与も使用貸借も契約書いるそうです(じゃあそう書いてほしい)
印鑑証明書はなくなってます。
受付期間は10日~15日。
必須書類
紹介した全市町村にあったのは
- 申請書
- 登記(全部事項証明書)
- 公図
- 契約書のコピー
- 営農計画書
でした。
その他の書類は市町村によっているものといらないものが分かりにくいのでしっかり確認しましょう。
転用許可申請と違って契約書のコピーはどの市町村でもいります。
一覧を見比べると必要書類は沖縄市は少なくて読谷村が多いように感じますが、求められる書類はほぼ変わりません。細かく記載してるかどうかの違いです。
受付期間については南部は10日間、中部は5日間が主流のようです。なんで?
あとがき
以前このブログを公開してたとき(1年前くらい)は印鑑証明書いる派も勢力を保っていましたが、ほぼ駆逐されました。国の方針って強いですね。
必要書類一覧の内容変えないといけないのに変わってないこともあるので、窓口でもらうのが一番安心です(窓口でもらうのも間違ってることはある)
みなさんはどこの添付書類一覧が好きですか?